家づくりを始めるときに必ず役立つ!?注文住宅の豆知識を分かりやすくご紹介
注文住宅の家づくりには、工務店やハウスメーカーなどの建築会社の協力だけでなく、家づくり欠かせない土地探しに協力してくれる不動産会社も必須です。
不動産会社を利用して注文住宅の土地を探して貰うときには、予算を伝えることがポイントになりますが、土地に多くの費用をかけてしまうと注文住宅にかけることができる費用が減ってしまいます。
そのため、総予算に対して土地と注文住宅、そして諸費用など予算配分を考えることも重要です。
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家づくりを始めるときに必ず役立つ!?注文住宅の豆知識を分かりやすくご紹介
- 注文住宅を建てるときにはどのくらいの期間が必要?
- デザインにこだわった注文住宅を建てるときに役立つ資料とは?
- 家事や育児がしやすい注文住宅の動線
- 注文住宅の窓は空気の流れを意識して決めることが大切
- 調理のときのニオイなど注文住宅で工夫しておきたいこととは?(2023/12/1)
- 注文住宅の施工中に見学することの重要性(2023/12/1)
- 注文住宅の家を建築してもらっているとき職人さんへのお茶出しは必要?(2023/12/1)
- 地震など災害に強い注文住宅を建てるときのポイント(2023/12/1)
- 注文住宅の家づくりに役立つトラブル事例(2023/12/1)
- 注文住宅をフルオーダーで作るメリットやデメリット(2024/5/15)
- 注文住宅をセミオーダーで作るときのポイント(2024/5/15)
- 注文住宅で利用するつなぎ融資とは?メリットやデメリットを解説(2024/5/15)
- 建売住宅にはない注文住宅の魅力とは?(2024/5/15)
- 知っておきたい建蔽率や容積率!どのくらいの広さの土地があれば注文住宅は建築できる?(2024/5/15)
注文住宅を建てるときにはどのくらいの期間が必要?
注文住宅の家を建てるとき、どのくらいの期間が必要になるのかご存じでしょうか。
これは早い人でも半年から1年、長い人だと2年近くかかることもあるといわれています。
これだけ長期的に家づくり要する時間が必要になる理由の中には、注文住宅はこだわりのある家づくりを実現するやり方であり、そのこだわりの量および質などにより半年から2近くといった長期的な時間が必要になるわけです。
注文住宅を建てるときには、土地を持っていない人は土地探しから始めることになり、希望の場所が決まると今度は施工会社でもある工務店やハウスメーカーを比較しながら依頼先を決める流れになります。
施工会社が決まるといよいよ本格的な家の設計になってきますが、希望地がなかなか決まらないとか工務店にすべきかそれともハウスメーカーにすべきか依頼先を決めるのにも時間が必要不可欠です。
なお、家の構造や工法により完成までの期間は変わりますが、木造住宅の中でも一般的な在来工法で約2~3カ月が標準です。
デザインにこだわった注文住宅を建てるときに役立つ資料とは?
注文住宅の家を建築する場合、デザインにこだわった家にしたい人は設計事務所を利用すると良いといわれています。
設計事務所は住宅の設計をメインにしている会社で、そこにはインテリアデザイナーや一級建築士などのスタッフが在籍していて、機能性およびデザイン性に優れた注文住宅の家を建てることができます。
ただ、設計事務所は家の設計を行うのが主な仕事で、施工については別途探さなければならないこともあります。
設計事務所のホームページにアクセスをしたとき、過去の設計事例など間取りの参考になる情報を掲載している会社も少なくありません。
まったく同じような間取りにする必要はないけれども、このような事例は間取りを考えるときに必ず役立つ情報源になってきますし、住宅展示場に建設されているモデルハウスの見学もハウスメーカーを選ぶときだけでなくどのような家が自分たちに合っているのか、このような判断材料にすることもできます。
事例やモデルハウスはデザインにこだわった注文受託を建てるときに役立つ資料といっても過言ではありません。
家事や育児がしやすい注文住宅の動線
注文住宅の動線設計において、家事や育児をスムーズに行える環境を考えることが重要です。
まずキッチン・リビング・ダイニングのレイアウトは、一つの空間としてつながりを持たせることで、調理中でも家族とのコミュニケーションを促進します。
キッチン周辺には調理道具や食材を収納できるスペースを確保し、無駄な移動を減少させます。
洗濯室をリビングから近い場所に配置することで、日常的な洗濯作業が楽に行えます。
また、子供部屋や寝室は親の寝室から近い位置に計画し、夜間のお世話がしやすいように工夫します。
子供部屋には収納スペースを充実させることで、おもちゃや学用品の整理整頓がしやすくなります。
階段や廊下も含まれます。
安全性を重視して、階段は幅広く、手すりを設けることで子供や高齢者の移動も安心です。
廊下も広めにとり、家具の配置や通行の妨げとなるものを減らすことで、歩行がしやすくなります。
庭やベランダのアクセスも考慮します。
自然との触れ合いを大切にし、庭やベランダからの景色を楽しめるようにデザインします。
こうした設計により、家事や育児を円滑に行える注文住宅の動線が実現できます。
注文住宅の窓は空気の流れを意識して決めることが大切
注文住宅の間取りを作るときには、家族がスムーズに動き回ることができる生活動線と家事や育児が楽にできるようになる家事動線を考えることが重要です。
動きが悪いと家事をする人は余計な動きが発生するので日常的に行う料理や掃除、洗濯などの効率が悪くなりがちです。
また、注文住宅の間取りとともに考えておくべきことは窓の位置です。
窓は、設置することでコストアップに繋がるため、角部屋なら2か所、角部屋に挟まれた部屋は1か所を目安に設置するのが一般的です。
この時重要なことは、空気の流れがスムーズになるような配置にすることです。
窓を開けて換気するときなど、空気がスムーズに入り屋外に流れるようにすることは換気をより効率的にするためのポイントになってきます。
ちなみに、リビングダイニングにはキッチンも含める間取りにするのが一般的なやり方ですが、オープンキッチンは目の前の空間が広がる半面、調理中のニオイが室内に充満しやすくなるので大きな換気扇を設置するなどの工夫も大切です。
調理のときのニオイなど注文住宅で工夫しておきたいこととは?
注文住宅を建てる際に、調理の際のニオイや生活環境を考慮することは、快適な住まいづくりの一環となります。
住宅設計において、調理時のニオイを軽減するための工夫は重要です。
まず換気システムを徹底的に考えましょう。
強力な換気ファンやフィルター付きの換気システムを設置し、臭いを効果的に外部に排出するようにします。
また、キッチンエリアには窓を多く設け、十分な自然換気が可能となるように工夫します。
キッチンとダイニングエリアを広めにつなげることで、広がりにくくなります。
オープンキッチンの設計を検討し、調理と食事のエリアを一体化させることで、家族とのコミュニケーションを楽しむことができます。
換気扇は静音性の高いものを選ぶことで、騒音を最小限に抑えます。
これにより、快適な調理環境を提供すると同時に、ご近所への配慮も行います。
注文住宅を建てる際には、家族のライフスタイルに合わせてキッチンの配置やレイアウトを検討することも大切です。
料理をする人数や頻度、器具の収納スペースなどを考慮して、使い勝手の良いキッチンをデザインしましょう。
注文住宅の施工中に見学することの重要性
注文住宅と建売住宅は、いずれも新築の一戸建てといった共通点がありますが、注文住宅は家の設計から携わることができるので、家が完成するまでの過程を目にできる魅力を持ちます。
基礎を作ってから柱を作るなどの工程を目にすることができるわけですが、この場合は定期的に見学が欠かせません。
近所に住んでいる場合は毎日出かけることもできますが、距離がある場合は1週間に1度などのペースになることもあるかと思われますが、建設現場に出向くことは職人さんに対して施主が来ていることをアピールできるので、手抜きなどを防止できることはもちろん建設中にイメージしていた部分と異なっていると個所が見つかった場合、手直しができるメリットもあります。
イメージしていたよりもサイズが小さいなど、このようなとき建設中なら手直しができるケースがあるわけです。
なお、現場に出向くときには職人さんにお茶などを用意してあげると仕事の質も良くなるといわれています。
注文住宅の家を建築してもらっているとき職人さんへのお茶出しは必要?
注文住宅を発注して工事を行う際には、多くの人々が携わっています。
設計を行い全体の工程を管理する設計士や現場監督、これまで培ってきた技術を活かして仕上げる職人など様々です。
注文住宅の工事現場を見学すれば、これらの人々がチームワークでひとつの建物を完成させるべく、優れたスキルを発揮しているのを見ることができます。
そんな職人さんの労を労い、お茶出しをするべきなのか迷ってしまうケースも少なくありません。
大半のケースでは感謝の意を込めてお茶を出せば、喜んで喉を潤してくれます。
その心意気を感じた職人さんはモチベーションを高めて、質の高い職人技を見せてくれること間違いありません。
一方、昨今になって増えているのが厳格な熱中症対策で、事業者の方で経口補水液などを用意したり、センサーで体温を計測するなどの管理を行っているケースがあります。
このような場合は、事業者の方から独自の飲み物の提供などをお断りする旨がアナウンスされていることがあります。
地震など災害に強い注文住宅を建てるときのポイント
地震などの災害に強い注文住宅を建てる際のポイントはいくつかあります。
まず強固な基礎と耐震設計が重要です。
建物が揺れることを考慮し、適切な耐震性能を持たせることが大切です。
また建材の選定も重要です。
軽量かつ耐久性のある材料を使用することで、建物の構造強度を高めることができます。
さらに耐震補強金物を適切に配置することで、地震による揺れに対する耐性を向上させることができます。
窓やドアなどの開口部にも注意が必要です。
耐震用の補強金具を取り付けることで、開口部が崩れにくくなります。
避難経路を確保するために、建物内部の配置計画も検討する必要があります。
災害時の備えも忘れてはいけません。
非常用の飲料水や食料、簡易トイレなどを備蓄するスペースを確保することで、災害時の生活を支えることができます。
災害に強い注文住宅を建てるためには、適切な耐震設計と建材の選定、開口部の補強、避難経路の確保、そして備蓄スペースの設計が重要なポイントとなります。
これらの要素を組み合わせて、安全かつ快適な住まいを実現することが大切です。
注文住宅の家づくりに役立つトラブル事例
注文住宅の家づくりにおいて、事前に把握しておくべきトラブル事例が存在します。
例えば、工期の遅延や仕様変更の連鎖による予算超過が挙げられます。
計画段階で細かな仕様を確認し、変更がある場合はその影響を事前に評価することが重要です。
また施工不良や品質問題もトラブルの一因となります。
建物の耐久性や機能性に影響を及ぼす可能性がありますので、施工業者の選定は慎重に行うべきです。
口コミや実績などを調査し、信頼性のある業者を選ぶことが大切です。
法的なトラブルも避けるべきです。
契約書の内容や納期、保証内容などを確認し、曖昧な部分を明確にすることで、後々の紛争を防ぐことができます。
地盤調査の不備による建物の沈下や歪みも問題となります。
地盤調査を適切に行い、必要な対策を講じることで、建物の安定性を確保することが重要です。
以上のようなトラブル事例を把握し、予防策を講じることで、注文住宅の家づくりをスムーズに進めることができます。
徹底した計画と慎重な準備を行い、信頼できる専門家の意見を取り入れることで、トラブルを最小限に抑えた満足のいく家づくりが実現できるでしょう。
注文住宅をフルオーダーで作るメリットやデメリット
注文住宅をフルオーダーで作るメリットは、まず自分の好みやライフスタイルに合わせて設計・建築ができる点です。
間取りや設備など細部にわたって自由度が高く、理想の住空間を実現できます。
将来の拡張や改装が容易で、長期的な利用価値が高いと言えます。
建材や設備機器の選択肢が広がり、省エネや耐震性を重視した高品質な仕様を選べることも魅力です。
一方、デメリットもあります。
まず設計や建築には時間と労力がかかるため、急いで住まいが必要な場合や、手間をかけたくない場合には向かないかもしれません。
予算が大きくなりがちで、予想外のコスト増が発生することもあります。
建築プロセスにはトラブルや遅延のリスクも存在し、計画通りに進まないことも考えられます。
自分で細部まで決定する必要があるため、設計の専門知識がないと選択が難しいこともあります。
フルオーダーの注文住宅は自分の理想を具現化する魅力がありますが、時間やコスト、専門知識が求められるため、慎重な計画と準備が必要です。
注文住宅をセミオーダーで作るときのポイント
注文住宅をセミオーダーで作る際のポイントはいくつかあります。
まず、自身や家族のライフスタイルに合った間取りや設備を検討することが重要です。
将来のことも考えて、必要な部屋数や収納スペースを確保しましょう。
またインテリアデザインや外観にもこだわり、理想の雰囲気をイメージすることが大切です。
次に予算を設定しておくことも大切です。
予算内で希望を叶えるために、優先順位をつけて必要な要素を選定します。
カスタマイズの幅が広いため、無駄なコストを削減する工夫も必要です。
建築会社の選定も重要です。
信頼性のある会社を選び、実績や評判を確認しましょう。
コミュニケーション能力が高く、希望を正確に理解してくれる建築会社を選ぶことが成功の鍵です。
設計段階では将来の拡張や改築の余地を残すことも考慮しましょう。
柔軟性を持たせる設計が、長い間快適に過ごすために役立ちます。
法的な手続きや地域の規制にも注意を払いましょう。
建築許可などの手続きを適切に行うことで、スムーズな工事進行を図ることができます。
注文住宅をセミオーダーで作る際には、ライフスタイルや予算、デザイン、建築会社の選定など、様々な要素をバランス良く考慮することが大切です。
注文住宅で利用するつなぎ融資とは?メリットやデメリットを解説
注文住宅で利用するつなぎ融資は、新しい住宅を建てる際に、売却予定の現在の住宅や不動産を売却する前に一時的な資金調達手段に利用される融資方法です。
主なメリットは、次に購入する住宅の建築や購入に必要な資金が不足している場合に、現在の不動産の価値を活用してスムーズに進行させることができる点が挙げられます。
これにより買い替えの際の資金繰りの安定化や、好条件の物件を逃さないための時間的な余裕が生まれます。
一方で、デメリットは、短期間での返済を要求されることが多く、資金調達に成功しなければ高い金利や追加の手数料が発生する可能性があります。
また、売却予定の不動産が思ったよりも早く売れない場合、返済に困るリスクも考えられます。
さらに、適切な計画や評価がないまま利用すると、負債が重なることや金銭的なストレスが生じる可能性もあります。
注文住宅でつなぎ融資を利用する際には、慎重な計画と十分な検討が必要です。
現在の不動産市場や売却見込み、建築や購入予定の物件の進行状況などを総合的に考え、適切なタイミングで活用することが重要です。
建売住宅にはない注文住宅の魅力とは?
建売住宅と注文住宅はそれぞれ異なる魅力を持っています。
まず自分らしい理想の住まいを実現できることです。
間取りやデザイン、設備などを自分の好みにあわせてカスタマイズできるため、快適さや居心地の良さが向上します。
将来のライフスタイルや家族構成の変化にも柔軟に対応できる点も大きな利点です。
建売住宅に比べて独自性が高く、個性的な住まいを手に入れることができます。
好みの素材やカラースキームを選び、自分のライフスタイルに合わせた空間を創り上げることが可能です。
建築プロセスに参加できるため、住宅の完成までの過程を楽しむこともできます。
注文住宅は地域や風土にあわせた設計ができるため、周囲の環境と調和した住まいを実現できます。
景観や気候条件を考慮して計画された住宅は、自然と調和し、住み心地が向上します。
この点では建売住宅では難しいことです。
個性的なデザイン、カスタマイズ可能な空間、環境への配慮などがあります。
建売住宅は即入居可能で手間が少なく、価格的にも手頃な部分が魅力です。
どちらも利点がありますが、自分のライフスタイルや希望に合わせて選ぶことが大切です。
知っておきたい建蔽率や容積率!どのくらいの広さの土地があれば注文住宅は建築できる?
一般的に注文住宅で家を建てる場合は、広い土地が必要といったイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
しかし、東京の中には20坪くらいの土地でも注文住宅を建築している事例がありますので、広い土地は必ず必要とは限らない、このようなことを事例を通じて知ることができます。
土地には容積率と建蔽率の2つが決まっているのですが、建蔽率は敷地面積に対する建物の割合です。
仮に、20坪の土地で建蔽率が50%のときには総面積は10坪になりますが、80%の場所で建設すれば総面積はさらに広くなります。
狭小地は、15坪などのような狭い面積の敷地を指しますが、家づくりの工夫次第で住居スペースを確保して家づくりができますし、住宅そのものがコンパクトになるため建設費用を節約できる、こだわりたい部分に思い切りお金をかけて注文住宅の家づくりができるメリットもあるわけです。
工務店などの場合は、狭い土地でも家を建築してくれる会社が多いので相談されると良いのではないでしょうか。